“相互尊重”コミュニケーション(№323)

 日頃のコミュニケーション、気持ちよく図れていますか?
 相手に対して言いたいことを、過度に遠慮することなく声に出せ、相手の話を肩肘張らずに聴くことができる-コミュニケーション-がうまく図れると、会話が弾み、その場が楽しい雰囲気になりそうですね。
 そのために、自分も相手も尊重しながら、きちんと主張できる「相互尊重コミュニケーション」を心掛けてみませんか。「発展的で協調的な自己主張」のスキル向上が気持ちのよい雰囲気づくりに役立つでしょう。
 発展的-すなわち、次につながる、明日につながるということ。相手を論破しても意味がありません。無理やり自分の考えを押し通すような主張ではうまくないですね。正しい自己主張は、「次に、明日につながる」のです。
 協調的-これは、遠慮するとか、相手に合わせ過ぎることとは違います。相手の知っている単語が使える、相手の興味のある角度から話ができる、すなわち、一歩相手に近づいて、聞いてもらえる話ができるということです。
 コミュニケーションのとり方を振り返ってみましょう。コミュニケーションのタイプには、大きく分けて3つあります。ついつい偏りがちな、相手否定(攻撃型)と自分否定(受身型)の2つと、発展的で協調的な、相互尊重(積極的)のコミュニケーションです。
 「攻撃型」は、強引に相手からYESを奪おうとします。結果、相手にいやな印象を残すので、次につながらず、会話は弾みません。
 「受身型」は、何でも相手に合わせ過ぎてしまうので、便利な人、簡単な人だと思われても、信頼や尊重にはつながらず、結果、相手に選ばれない対象になってしまいます。
 「相互尊重」は、しっかり自分の意見を率直かつ明快に伝えるけれど、相手の話も聞く。結果、相互の信頼関係が深まります。
 日頃のあなたのスタイルはどのタイプに近いでしょうか。お互いがきちんと伝えあえて、聞きあえれば、楽しい雰囲気づくりができて、幸福感を味わうことが出来るでしょう。

(まつりの夜店)

2017年10月27日